【BMW 1シリーズ】 オイルパンからのオイル漏れ修理

メーカー BMW
車名 1シリーズ
年式 平成24年式

BMW 1シリーズ ATF交換|オイルパンからのオイル漏れ修理事例

BMW 1シリーズにお乗りの方から、

「走行距離が増えてきたのでATFを交換したい」
「変速機を長く使うためにATF圧送交換をしておきたい」
「BMWのATFは交換したほうがいいの?」

といったご相談をいただくことがあります。

ATFは、オートマチックトランスミッション内部で使用されている専用オイルです。

ただし、ATF交換は車両の状態を確認せず、単純に交換すればよいというものではありません。

今回、小郡市のCARSOL.へご入庫いただいたBMW 1シリーズでは、ATFの圧送交換をご希望されていましたが、事前点検でミッションオイルパンからのオイル漏れを確認しました。

そのため今回は、漏れている状態のまま圧送交換を行うのではなく、まずオイル漏れを修理してからATF交換を行う内容をご提案しました。

BMWのATF交換やミッション周辺のオイル漏れは、当店でもよくご相談いただく症状です。

同じようにATF交換を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。


今回のBMW 1シリーズと症状

今回ご入庫いただいたお車はこちらです。

  • 車種:BMW 1シリーズ
  • 型式:DBA-1A16
  • エンジン型式:N13B16A
  • 初度登録:平成24年
  • 走行距離:約93,000km
  • ご相談内容:ATF圧送交換
  • 点検結果:ミッションオイルパンからATF漏れ

お客様からはATFの圧送交換をご希望いただいていました。

しかし、作業前にトランスミッション周辺を点検したところ、ミッションオイルパン部分からオイル漏れが確認されました。

走行距離が伸びてくると、ATFそのものの劣化だけではなく、オイルパンやガスケット、シール類など周辺部品の経年劣化が出てくるケースがあります。


ATFとは?役割を分かりやすく解説

ATFは「Automatic Transmission Fluid」の略で、オートマチックトランスミッション専用のオイルです。

簡単にいうと、オートマ内部を正常に作動させるために欠かせない液体です。

主に、

  • ミッション内部の潤滑
  • 内部部品の冷却
  • 油圧による変速制御
  • 摩擦特性の維持
  • ギアや内部部品の保護

などの役割があります。

エンジンオイルほど交換を意識する機会は少ないかもしれませんが、ATFも使用していくうちに少しずつ劣化していきます。

また、内部部品の摩耗によって発生した細かな汚れなどが混ざることもあります。

そのため、長く車に乗る場合には状態に応じてATF交換を検討します。

ただし、走行距離が多い車両では、ATFだけではなくトランスミッション本体やオイル漏れの状態まで確認してから交換方法を判断することが重要です。


今回確認された原因|ミッションオイルパンからのATF漏れ

今回のBMW 1シリーズでは、ミッション下部にあるオイルパン周辺からATF漏れが確認されました。

オイルパンとは、トランスミッションの下側に取り付けられており、ATFを保持する重要な部品です。

車種やミッションの仕様によっては、フィルターなどが一体になっているタイプもあります。

長期間の使用や熱による影響、パッキン類の経年劣化などにより、

  • オイルパン本体
  • ガスケット
  • シール部分
  • 接合部分

などからATFが滲んだり、漏れたりすることがあります。

BMWをはじめとする輸入車では、このようなミッション周辺からのオイル漏れをご相談いただくケースがあります。

ただし、見た目だけで原因を決めつけることはできません。

どこから漏れているのか、どの程度漏れているのかを点検したうえで修理内容を決めることが大切です。

BMW 1シリーズのATF交換・オイル漏れ修理の様子をまとめた画像です。車両に取り付けられているトランスミッションオイルパン周辺と、取り外したオイルパンを並べて掲載することで、ATF漏れ修理の作業内容が分かりやすく伝わります。

BMW 1シリーズのATF漏れ修理でトランスミッションオイルパンを点検・交換


オイル漏れがあるためATF圧送交換は行わず

今回、お客様はATFの圧送交換をご希望でした。

圧送交換とは、専用の機器を使用し、古いATFを排出しながら新しいATFを送り込む交換方法です。

一般的な抜き替え方式と比べ、多くのATFを新しいものへ入れ替えられることがあります。

しかし今回は、ミッションオイルパンからオイル漏れがある状態でした。

この状態のままATFを交換しても、新しく入れたATFが再び漏れてしまう可能性があります。

さらに漏れが進みATF量が減少すると、トランスミッション内部へ負担をかける可能性もあります。

そのため今回は、オイル漏れがある状態での圧送交換は行わず、先にミッションオイルパンを修理する内容をご提案しました。

輸入車整備では、ご希望いただいた作業をそのまま行うのではなく、まず現在の車両状態を確認し、適切な作業順序を判断することが重要です。


実際にご提案した修理・整備内容

今回のBMW 1シリーズでは、以下の内容でご提案しています。

ミッションオイルパンASSY交換

ATF漏れが確認されたミッションオイルパンASSYの交換です。

「ASSY(アッセンブリー)」とは、複数の関連部品が一体になった部品を指します。

オイル漏れがある場合、単純に減ったATFを補充するだけでは根本的な解決になりません。

漏れている原因となる部分を修理し、ATF量を正常に維持できる状態にする必要があります。

今回の見積りでは、ELRING製のミッションオイルパンASSYを使用する内容となっています。

WAKO'S ATF Safety Sを使用

ATFには、WAKO'S ATF Safety Sを使用する内容でご提案しました。

ATFにはさまざまな規格があります。

車両やトランスミッションの仕様に適合したオイルを使用することが重要です。

学習値リセット

ATF交換後は、車両状態に応じてトランスミッションの学習値リセットを行います。

現在のBMWは、コンピューターが変速状態などを学習しながら制御しています。

ATFや関連部品の交換を行った際には、必要に応じて診断機を使用し、学習値のリセットや確認を行います。

輸入車では、部品やオイルを交換するだけではなく、診断機を使った電子制御側の確認まで含めて整備することが大切です。

BMW 1シリーズのATF交換・ミッションオイルパン修理の作業写真です。オイルパンを取り外してトランスミッション内部が見えている状態と、オイルパン装着後の状態を1枚にまとめることで、実際の整備工程が分かりやすく伝わります。

BMW 1シリーズのATF漏れ修理でミッションオイルパンを脱着・交換


ATF漏れをそのままにするとどうなる?

「少し滲んでいるだけなら、そのまま乗っても大丈夫では?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしオイル漏れは、時間の経過とともに進行するケースがあります。

ATF量が不足すると、

  • 変速時のショックが大きくなる
  • ギアの入りに違和感が出る
  • 発進や加速時のフィーリングが変わる
  • トランスミッション警告灯が点灯する
  • ミッション内部への負担が増える

といった症状につながる可能性があります。

さらにATF不足のまま走行を続けると、ケースによってはトランスミッション内部の修理が必要になることも考えられます。

もちろん、少しの滲みが確認されたからといって、すぐに重大な故障につながるとは限りません。

漏れている量や場所、走行距離、現在の変速状態などによって対応は異なります。

駐車場にオイル跡がある、車体下側が濡れている、変速に違和感があるといった場合は、一度点検することをおすすめします。


BMW 1シリーズ ATF交換・オイル漏れ修理費用の目安

BMWのATF交換やミッションオイル漏れ修理に必要な費用は、車両の状態によって大きく異なります。

主に、

  • ATFの使用量
  • 通常交換か圧送交換か
  • オイルパン交換の有無
  • フィルター交換の有無
  • オイル漏れの場所や程度
  • トランスミッションの種類
  • 診断作業の有無
  • 学習値リセットの有無

などによって変わります。

そのため、一律の金額ではご案内できません。

今回のようにミッションオイルパンから漏れがある場合は、ATF交換だけではなく、オイルパンなど関連部品の修理費用も必要になります。

修理費用はあくまで目安となり、症状・年式・走行距離により異なります。

CARSOL.では現車を確認し、必要な作業内容を整理したうえでお見積りをご案内しています。


よくある質問

Q.BMWのATFは交換したほうがいいですか?

A.年式・走行距離・過去の交換履歴・現在のミッション状態などによって判断が異なります。

ATFも使用することで劣化するため、状態によっては交換を検討します。

ただし、走行距離が多い車両や交換履歴が分からない車両の場合は、いきなり圧送交換を行うのではなく、まずATFやミッションの状態を確認することをおすすめします。

Q.走行距離が10万km近くてもATF交換できますか?

A.交換できるケースはあります。

今回のBMW 1シリーズも約93,000km走行していました。

ただし、今回はオイルパンからATF漏れが確認されたため、まずオイル漏れ修理を優先する判断となりました。

走行距離だけで交換の可否を判断せず、現車を点検することが重要です。

Q.ATF漏れがあっても圧送交換できますか?

A.漏れている場所や状態にもよりますが、先にオイル漏れを修理したほうがよいケースがあります。

今回もオイルパンからATF漏れが確認されたため、漏れている状態で圧送交換を行うのではなく、ミッションオイルパン交換後にATF交換を行う内容をご案内しました。


BMWのATF交換・輸入車整備はCARSOL.へご相談ください

今回は、BMW 1シリーズのATF交換とミッションオイルパンからのオイル漏れについてご紹介しました。

ATF交換で重要なのは、ただ新しいオイルへ交換することではありません。

今回のようにオイル漏れが確認された場合は、

点検 → 漏れ箇所の確認 → オイル漏れ修理 → ATF交換

というように、車両の状態に合わせた順序で整備することが重要です。

CARSOL.ではBMWをはじめ、メルセデス・ベンツ、MINI、アウディ、フォルクスワーゲンなど、さまざまな輸入車修理・輸入車整備・車検・点検に対応しています。

小郡市を拠点に、筑紫野市、太宰府市、鳥栖市、久留米市、春日市、筑前町、大刀洗町、朝倉市、武雄市、三養基郡など近隣エリアからも多くご相談をいただいています。

「BMWのATFを交換したい」
「ミッションからオイルが漏れているような気がする」
「変速時のショックが気になる」
「BMWの故障をディーラー以外でも相談したい」

といった場合も、まずはお気軽にご相談ください。

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