【BMW 3シリーズ】オーバーヒート警告

メーカー BMW
車名 3シリーズ
年式 平成29年式

BMW 3シリーズのオーバーヒート警告を修理|サーモスタット・ウォーターポンプ・サブタンク交換

BMW 3シリーズにお乗りの方から、**「走行中にオーバーヒートの警告が表示された」**というご相談をいただきました。

オーバーヒート警告が出ると、「このまま走行しても大丈夫なのか」「エンジンが故障してしまうのではないか」と不安になりますよね。

オーバーヒートは、冷却水不足や冷却系統の部品不良など、さまざまな原因で発生します。警告が一度消えた場合でも、内部では不具合が進行している可能性があるため、早めの点検が大切です。

今回は、小郡市の輸入車整備工場CARSOL.で行った、BMW 3シリーズのオーバーヒート修理事例をご紹介します。


今回の車両と症状

今回ご入庫いただいた車両は、以下のBMWです。

  • 車種:BMW 3シリーズ 318i
  • 型式:DBA-8E15
  • エンジン型式:B38B15A
  • 排気量:1,500cc
  • 初度登録:2017年12月
  • 走行距離:約99,800km
  • ご相談内容:オーバーヒート警告の点灯

診断を進めたところ、診断機には**故障コード「20F201」**が記録されていました。

さらに点検した結果、サーモスタット内部のフラップが閉じた位置で固着している状態を確認しました。また、ラジエーターサブタンクからの冷却水漏れと、ウォーターポンプの不良も確認されたため、関連部品を交換しています。

当店では、BMWをはじめとする輸入車のオーバーヒートや冷却水漏れについて、よくご相談をいただく症状です。

BMW 3シリーズのエンジンルーム内にあるウォーターポンプ周辺を撮影した写真です。補機ベルトやプーリーを取り外し、ウォーターポンプ交換作業を進めている状態が確認できます。

オーバーヒートの原因となったウォーターポンプ周辺を分解し、交換作業を進めています。


BMW 3シリーズがオーバーヒートした原因

自動車のエンジンは、燃料を燃焼させることで非常に高い熱を発生します。

その熱を適切な温度に保つために、エンジン内部には冷却水が循環しています。今回の車両では、この冷却水を循環させる複数の部品に不具合が発生していました。

サーモスタットハウジングの不良

サーモスタットは、冷却水の流れる量や経路を調整し、エンジンの温度を適正に保つ部品です。

エンジンが冷えているときには冷却水の流れを抑え、温度が上がると冷却水をラジエーターへ送ります。

今回は、サーモスタット内部のフラップが閉じた位置で固着していました。

簡単に説明すると、冷却水がラジエーター側へ流れにくくなり、エンジンの熱を十分に逃がせなくなっていた可能性があります。

ウォーターポンプの不良

ウォーターポンプは、エンジン内部とラジエーターの間で冷却水を循環させるポンプです。

ウォーターポンプが正常に作動しなくなると、冷却水が十分に循環しません。その結果、エンジン内部に熱がこもり、オーバーヒート警告が表示されることがあります。

ポンプの作動不良だけでなく、内部の摩耗や電気系統の不具合などが原因となるケースもあります。

ラジエーターサブタンクからの冷却水漏れ

ラジエーターサブタンクは、冷却水の膨張や収縮による量の変化を受け止める部品です。エキスパンションタンクやリザーバータンクと呼ばれることもあります。

樹脂製のタンクは、エンジンルーム内の熱や経年劣化によって、ひび割れや接合部分からの漏れが発生する場合があります。

冷却水が減ると、冷却性能が低下するだけでなく、冷却系統に空気が入り、さらにオーバーヒートしやすくなる可能性があります。

なお、オーバーヒートの原因は車両の状態によって異なります。サーモスタットやウォーターポンプだけでなく、ラジエーター、冷却ファン、ホース、センサーなどが関係しているケースもあるため、診断機による確認と実車点検の両方が必要です。

BMW 3シリーズから取り外したウォーターポンプとプーリーを、新品部品と並べて比較した写真です。写真左側が交換用の新品部品、右側が車両から取り外した旧部品で、使用による汚れや経年変化が確認できます。

BMW 3シリーズのオーバーヒート修理で交換した新品と旧ウォーターポンプを比較しています。


実際に行った整備・修理内容

今回のBMW 3シリーズでは、冷却系統を点検したうえで、次の部品を交換しました。

サーモスタットハウジングASSY交換

フラップが閉じた位置で固着していたため、サーモスタットハウジングを一式交換しました。

「ASSY交換」とは、不具合部分だけではなく、関連する部品が組み合わされた状態で交換する方法です。構成部品をまとめて交換することで、確実な作動と密閉性の回復を図ります。

ウォーターポンプ交換

冷却水を循環させるウォーターポンプにも不良が確認されたため、新しい部品へ交換しました。

ウォーターポンプは冷却系統の中心となる部品です。交換時には、取り付け部分や配管周辺に冷却水漏れがないかも確認します。

ラジエーターサブタンク交換

冷却水漏れが確認されたラジエーターサブタンクを交換しました。

タンクだけを交換して終わりではなく、接続ホースや周辺部品にも劣化や漏れがないか点検します。

冷却水の補充・エア抜き

部品交換後は、新しい冷却水を補充します。

冷却水を入れただけでは、配管やエンジン内部に空気が残ってしまうことがあります。この空気を取り除く作業が「エア抜き」です。

空気が残ると冷却水が正常に循環せず、修理後も水温が上昇する可能性があります。そのため、BMWの冷却系統に合わせた手順で慎重に作業します。

最後にエンジンを始動し、次の項目を確認しました。

  • 冷却水が正常に循環しているか
  • 水温が安定しているか
  • 警告表示が再点灯しないか
  • 交換部分から冷却水が漏れていないか
  • 診断機に異常が再入力されていないか
BMW 3シリーズのウォーターポンプおよび冷却系統部品を交換し、エンジンルーム内へ組み付けた後の写真です。新品のサーモスタットハウジングやウォーターポンプ周辺が確認でき、補機ベルトを復元する前の作業状態を撮影しています。

ウォーターポンプとサーモスタットハウジングを交換し、冷却系統を組み付けました。


オーバーヒートを修理しないとどうなる?

オーバーヒート警告が表示されたまま走行を続けると、冷却系統だけでなくエンジン本体にまで損傷が広がる可能性があります。

エンジン内部が変形する可能性

エンジンが異常な高温になると、金属部品が熱によって膨張し、シリンダーヘッドなどが変形する場合があります。

エンジンオイルの性能が低下する可能性

高温状態が続くと、エンジンオイルの潤滑性能が低下します。内部部品の摩擦が増え、焼き付きなどの重大な故障につながるケースもあります。

ヘッドガスケットが損傷する可能性

エンジン内部を密閉しているヘッドガスケットが損傷すると、冷却水とエンジンオイルが混ざったり、燃焼室へ冷却水が入り込んだりすることがあります。

この状態になると修理範囲が大きくなり、冷却系統の部品交換だけでは直らない可能性があります。

オーバーヒート警告が表示された場合は、安全な場所に停車し、無理に走行を続けないことが重要です。エンジンが高温のときに冷却水タンクのキャップを開けると、熱い冷却水や蒸気が噴き出す危険があるため、ご自身で開けないようにしてください。


BMW 3シリーズのオーバーヒート修理費用の目安

BMW 3シリーズのオーバーヒート修理費用は、不具合が発生している部品と修理範囲によって大きく異なります。

費用には、主に次の内容が含まれます。

  • 故障診断
  • 冷却系統の点検
  • サーモスタットやウォーターポンプなどの部品代
  • 部品交換の作業料
  • 冷却水代
  • エア抜き作業
  • 修理後の作動確認

サーモスタットのみを交換する場合と、ウォーターポンプ、サブタンク、ホースなどを同時に交換する場合では、費用が変わります。

また、純正部品を使用するか、品質を確認した優良社外部品を使用するかによっても金額は異なります。

修理費用はあくまで目安となり、症状・年式・走行距離・部品の供給状況により異なります。
正確な費用は、診断機による故障コードの確認と冷却系統の点検後にご案内します。


よくある質問

Q1.オーバーヒート警告が消えたら、そのまま走っても大丈夫ですか?

警告が消えても、正常に戻ったとは限りません。

水温が一時的に下がっただけの場合や、センサーが一時的に警告を解除した場合もあります。冷却水漏れやウォーターポンプの不良が残っていると、再び警告が出る可能性があります。

無理に走行せず、できるだけ早く点検を受けてください。

Q2.冷却水を補充すれば直りますか?

冷却水不足だけが原因であれば、一時的に水温が安定する可能性はあります。

しかし、冷却水が減った原因がタンクやホースからの漏れであれば、補充しても再び減ってしまいます。また、ウォーターポンプやサーモスタットが故障している場合は、冷却水を補充するだけでは改善しません。

冷却水が減っているときは、漏れの有無と各部品の作動点検が必要です。

Q3.オーバーヒートは車検のときに分かりますか?

車検では、安全基準に関係する項目を中心に確認しますが、冷却系統の不具合が必ず見つかるとは限りません。

点検時に漏れ跡や冷却水の減少が確認できることはありますが、サーモスタットの固着やウォーターポンプの作動不良は、症状が出ていないと判断が難しいケースもあります。

警告表示や水温の上昇、冷却水の減少、甘いようなにおいなどがある場合は、車検の時期を待たずに点検することをおすすめします。


BMW 3シリーズのオーバーヒート修理は早めの点検が重要です

今回のBMW 3シリーズは、サーモスタットハウジングの固着、ウォーターポンプの不良、ラジエーターサブタンクからの冷却水漏れが確認されました。

オーバーヒートの原因は一つとは限りません。警告表示だけを消すのではなく、冷却水が正常に循環しているか、漏れがないかを総合的に確認することが重要です。

CARSOL.では、BMWをはじめ、メルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、MINI、プジョーなどの輸入車修理・輸入車整備に対応しています。

小郡市を拠点に、筑紫野市、太宰府市、鳥栖市、久留米市、春日市からも、BMWの故障診断や車検、点検についてご相談をいただいています。

また、筑前町、大刀洗町、朝倉市、武雄市、三養基郡などの近隣エリアからのご来店にも対応しています。

「オーバーヒート警告が表示された」
「冷却水が頻繁に減る」
「駐車場に赤色や緑色の液体が落ちている」
「エンジンルームから甘いようなにおいがする」

このような症状がある場合は、エンジンへ大きな損傷が及ぶ前にご相談ください。

自動車のお悩みごとは
CARSOL.へ

CARSOL.(カーソル) は、国産・輸入車オーナー様のメンテナンスパートナーです。
この修理だといくらかかるの? 見積だけでも大丈夫? こんな修理・カスタムは対応可能?
どんな小さなご質問でも大丈夫です。どうぞお気軽にお問合せください。
お電話・メールフォームいずれからでも承ります。

お客様満足度No.1
リピート率99.1%
車検・整備・修理

小郡市、鳥栖市、久留米市、筑紫野市、福岡市など福岡県全域からお客様多数!
他県からもご来店いただいてます!

SPECIALTY SUPPORT

オーナー様が充実のカーライフをお過ごしいただけるように、
CARSOL.(カーソル)は貴方の愛車をトータルにサポートいたします。

見積無料

見積もりに係る手数料は一切いただきません。お車の状況をしっかり確認し、オーナー様のご要望を取り入れたお見積りをご提示いたします。出張整備やお見積もりの相談も可能です!

代車貸出

お車をお預かりしている期間、ご不便が無いよう代車の用意もございます。禁煙車両もございますので、ご遠慮無くご希望をお聞かせください。

鈑金(板金)・塗装

キズヘコミの修理もお任せください!もしディーラーや他店で修理を断られてしまった、高い見積額を提示され困った…など、お悩み事がございましたら、ぜひ私達へご相談ください。

輸入車専用テスター

CARSOL.(カーソル)では、輸入車用テスター「AUTEL」を導入。ディーラークオリティの精度でオーナー様の愛車をしっかり点検いたします。

自動車販売

ご希望の車種・ご予算にあわせてぴったりのお車をお探しいたします。各種ローンお取り扱いあり。下取り、オークション代行などのご相談も承ります。

クレジット・電子決済

急なクルマのトラブルで出費がかさんでしまう・・・ そんな時でも安心してご利用いただけるようにCARSOL.(カーソル)ではクレジットカード・各種電子決済がご利用いただけます。。

カーコーティング

カーコーティングのことなら、施工資格保有者が常駐する当店にお任せください!プロスタッフが大切なお車に輝きを取り戻します。keeperコーティングも対応しております!

国家資格整備士が対応

当店には整備士の資格を持つスタッフが3人常駐しておりますので、日常感じるちょっとした違和感のご相談から定期メンテナンスまで、幅広いサポートが可能です。