今回のメンテナンスでは、K様のメルセデス・ベンツ SLK 200 ブルーエフィシェンシー（平成26年式、型式：DBA-172448）のエンジンオイル交換、デファレンシャルオイル交換、そしてボンネットキャッチの補修を実施しました。各作業の詳細についてご説明いたします。

1. エンジンオイル交換 - WAKO'S PRO-STAGE-S 8リットル使用

エンジンオイルの役割は、エンジン内部の潤滑、冷却、清浄、密封、そして防錆効果など、多岐にわたります。特にメルセデス・ベンツのような高性能な車両では、エンジンの内部パーツが高温・高負荷の状態で動作するため、定期的なオイル交換が欠かせません。

使用オイル: WAKO'S PRO-STAGE-S

• 特長: WAKO'S PRO-STAGE-Sは、優れた潤滑性能を持つ部分合成オイルです。エンジン内部の摩耗を抑えつつ、エンジンを清浄に保つための清浄分散性も兼ね備えています。
• 使用量: SLK 200のエンジンには8リットルのオイルが必要です。このオイルは、エンジン全体に行き渡り、長期間にわたってエンジンを保護します。
• 交換作業: 古いオイルを完全に排出し、オイルフィルターも交換しました。その後、新しいオイルを丁寧に注入し、エンジンの各部にしっかりと行き渡るよう、エンジンを始動して最適な状態に仕上げました。

2. デファレンシャルオイル交換

デファレンシャルは、車両がコーナーを曲がる際に各ホイールに適切な回転数を与える役割を持っています。特に、後輪駆動のSLK 200では、デファレンシャルの状態が走行性能に大きく影響します。

デファレンシャルオイルの役割

• 潤滑と冷却: デファレンシャル内のギアやベアリングを潤滑し、摩耗を防ぐとともに、熱の発生を抑えて冷却します。
• 摩耗防止: 高負荷がかかるギア部分の摩耗を防ぎ、スムーズな動作を維持します。
• 静音効果: ギアの噛み合わせ音を減少させ、静かな走行を実現します。

交換作業

• オイルの排出: 古いオイルを完全に抜き取り、内部の残留物も取り除きました。
• 新しいオイルの注入: メルセデス・ベンツの指定規格に合ったデファレンシャルオイルを適量注入し、均等に行き渡るようにしました。

3. ボンネットキャッチ補修・修理

ボンネットキャッチは、ボンネットを確実に固定するための重要なパーツです。これが正常に機能しないと、走行中にボンネットが開いてしまう危険性があり、安全に関わる重要な修理項目です。

補修内容

• 点検と調整: ボンネットキャッチの状態を確認し、錆や摩耗が見られる部分を清掃しました。その後、調整を行い、スムーズに閉まるようにしました。
• 潤滑剤の塗布: 可動部分に適切な潤滑剤を塗布し、今後の摩耗や腐食を防ぎました。

まとめ

メルセデス・ベンツ SLK 200のメンテナンスを通じて、エンジンオイル、デファレンシャルオイル、そしてボンネットキャッチの状態を最良の状態に保ちました。これにより、車両の性能を最大限に引き出し、安全で快適なドライブをお楽しみいただけるようになりました。

当店では、メルセデス・ベンツをはじめ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、シトロエン、ローバー、プジョー、ミニ、ポルシェ、フィアット、ボルボ、ルノー、アルファロメオ、ジャガーなどの欧州車のメンテナンスも承っております。お車の調子が気になる方は、ぜひCARSOL.までご相談ください。

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